●永瀬さん デザイナー
ゆるい可愛いモノから、リアルな描写まで
なんでも描ける
睡眠時間を削るくらいポッドキャストにはまってる
弊社では、キャラクターデザインの仕事を受けたりもしています。最近では、ついに第一企画オリジナルキャラクターが完成しました! 今回はキャラクターデザインについてのお話です。
「そもそもキャラクターデザインとイラストはなにが違うの?」「キャラクターデザインのポイントって?」などなど、キャラクターが生まれるまでのあれこれをデザイナーである永瀬さんからお話を聞きました!
キャラクターデザインとイラストは似ているようで目的やプロセスが結構違います。
キャラクターデザインをするときに大切なのは、お客様が何を求めているかです。
キャラクターをデザインする目的は何か。どのような場面で使うのか。ターゲットの年齢層はどのくらいか。キャラクターにどのような役割を与えるのか。など、これらを明確にさせてから考えていきます。
実際にオーダーいただいたお客様からは、以下のご相談がありました。
このキャラクターについて担当した永瀬さんに解説してもらいました。
池田 :このキャラクターはどうやって思いついたの?
永瀬さん:ターゲットが割と高い年齢層で、ビジネスシーンでの使用が主になりそうだったから、性別や好みがはっきり分かれる人型のキャラクターじゃなく、動物にすることにしたよ。そこから、企業のオリジナリティを出すために既存のロゴを組み合わせようと試行錯誤したの。全身だけじゃなく頭の部分だけ使うこともあるだろうから、なんとかロゴを顔まわりに使えないかな? って。このときは前髪とか手ぬぐいで仕上げたよ。
池田 :そういう経緯があったんだね! このキャラクターをデザインしたときのポイントは?
永瀬さん:小学生のときに遊んでいた動物のゲームを思い出して、体のバランスはそれを参考に2頭身にしたよ。2頭身だといろいろな媒体で展開しやすいんだよね。名刺にも使いやすいし、「着ぐるみにも……」なんて話になっても展開しやすいしね。
あと印刷物以外にも、webや動画など、さまざまな媒体で使用したい希望があったから、手書きじゃなくてパスデータ※で作ったよ。手書きの方が、風合いや親しみも出やすいけど、手足のパーツを分けづらかったり、いろいろな展開には不向きだったりするんだよね。ずっとポーズを描き続けられるわけじゃないから、お客様の方で「使いやすいデータ」にするところも心がけたよ。
池田 :遊んでいたゲームっていう身近にあったものからヒントを得たのかー。 いろいろな媒体で展開できるように、お客様にとって「使いやすいデータ」にすることまで考えていたんだね。
※パスデータとは、線でできたデータのことです。
画像データ(点でできたデータ)と見た目は同じでも、パスデータは拡大しても画像が粗くなりません。
池田
このキャラクターはどうやって思いついたの?
永瀬さん
ターゲットが割と高い年齢層で、ビジネスシーンでの使用が主になりそうだったから、性別や好みがはっきり分かれる人型のキャラクターじゃなく、動物にすることにしたよ。そこから、企業のオリジナリティを出すために既存のロゴを組み合わせようと試行錯誤したの。全身だけじゃなく頭の部分だけ使うこともあるだろうから、なんとかロゴを顔まわりに使えないかな? って。このときは前髪とか手ぬぐいで仕上げたよ。
池田
そういう経緯があったんだね! このキャラクターをデザインしたときのポイントは?
永瀬さん
小学生のときに遊んでいた動物のゲームを思い出して、体のバランスはそれを参考に2頭身にしたよ。2頭身だといろいろな媒体で展開しやすいんだよね。名刺にも使いやすいし、「着ぐるみにも……」なんて話になっても展開しやすいしね。
あと印刷物以外にも、webや動画など、さまざまな媒体で使用したい希望があったから、手書きじゃなくてパスデータ※で作ったよ。手書きの方が、風合いや親しみも出やすいけど、手足のパーツを分けづらかったり、いろいろな展開には不向きだったりするんだよね。ずっとポーズを描き続けられるわけじゃないから、お客様の方で「使いやすいデータ」にするところも心がけたよ。
池田
遊んでいたゲームっていう身近にあったものからヒントを得たのかー。 いろいろな媒体で展開できるように、お客様にとって「使いやすいデータ」にすることまで考えていたんだね。
※パスデータとは、線でできたデータのことです。
画像データ(点でできたデータ)と見た目は同じでも、パスデータは拡大しても画像が粗くなりません。
今回、永瀬さんと話をして分かったことがあります。
それは「ブランディングの一致」が大切だということです。例えば、ミッキーマウスをみたら、ディズニーを連想して行きたくなる‼ あの感覚になったことありませんか? キャラクターとブランドのイメージが一致しているので、キャラクターを見るだけでブランドを認識しやすくなります。
そうすると、ブランドの認知度が上がり、利用者にとってそのブランドがより身近にあるモノだと感じてもらいやすくなります。
永瀬さんは、企業のロゴを活かしながら、オリジナリティを入れつつ、さらに今後の展開も考えていました。これからどんどん、このキャラクターが企業の象徴になれば最高ですよね!
現在、チラシやポスター、シールを作成して、さまざまな媒体で展開できるように制作を進めているところです。どんな表情をもって世間に旅立っていくのか、とても楽しみです!
冒頭で書いたように、弊社のキャラクターが完成しました。社内コンペを行い、この子に決まりました!
どどーん!
『第一ペンギンさん』
この子も永瀬さん作です!
この子は、手書きでできています。永瀬さんが思い描く、自由なデザインになっています。
第一企画の企業理念=「クライアントファースト」
お客様にとって最も価値のあるモノを追求する会社。
ファーストペンギン
集団行動の群れの中から、天敵がいる海へ、エサを求めて最初に飛び込む果敢なペンギン。「リスクを恐れずチャレンジする人」を意味する英語の成句。
2つのファーストをかけて生まれたのが、この『第一ペンギンさん』! 企業カラーのブルーのオーバーオールと目を引く赤いキャップを身につけているのがポイントです。
第一ペンギンさんは今後、第一企画HPの特設サイト「D1K-LABO」の所長として、この業界に関する、タメになることを発信してくれる予定です! ぜひぜひチェックしてみてください。
\今回、池田がスキルアップしたこと!/
今回はキャラクターデザインについてのお話をしました!
私は絵を描くことが得意ではないので、頭の中にあるアイデアや考えを形にできるデザイナーさんたちは本当にかっこいい……。(羨ましい)
お客様のニーズを最優先し、ブランドになじませつつ、オリジナリティを出しているところに感激しました。
このコラムを書いているときに、6月に社内で行った研修会での講演会を思い出しました。そこでは、「マーケットイン」、「プロダクトアウト」という言葉が出てきました。
・マーケットインとは、お客様や市場のニーズを最優先に考えて商品を作っていくことです。
・プロダクトアウトとは、技術力や独自性を重視して、ニーズよりも自社の強みを前面に出して商品を作っていくことです。
弊社の企業理念である「クライアントファースト」を今後もカタチにしていくには、この2つのバランスが大切なのだと思いました。自分が好きなものはいくらでも作れるかもしれないけれど、お客様が求めているものや目的などを一番に考え、その後の展開も想定しつつ、その上に自分らしさを加えることは簡単なことではありません。独自の視点やアイデアを盛り込みながら、お客様の期待を上回るデザインを提供できるデザイナーさんたちは、本当にすばらしいなと思います。